[2011年度] 2月11日  平成23年度 第3回まちづくり講座

2012_0211_03第3回のまちづくり講座は、大阪市立総合生涯学習センターとの共催で、まちづくり仲間によるネットワークサロン「まちづくり講座」を開催しました。講演とグループに分かれてワークショップを行う2時間の講座、講師は相愛大学人間発達学部講師の奥野浩之氏(関西まちづくり協議会 顧問)。テーマは「一緒に考えよう!まち資源(情報)の発掘と活かし方」、まち歩きの魅力を探りつつ、まち歩きで発掘した素敵なまち情報をまちづくり・まちおこしへの活かし方を事例紹介とともに一緒に考えました。

講演は神戸・長田のまちづくりキーパーソン、「NPO法人KOBE鉄人PROJECT」で事務局長を務める岡田誠司氏へのインタビューの様子を紹介するもの。とても楽しく、元気いっぱいの内容でした。岡田氏へのインタビューは、まちづくりの一環として、神戸出身で長田とも縁の深い漫画家・横山光輝氏と長田のまちが結びつき、鉄人28号モニュメントの建設に至った経緯について。岡田氏曰く、「当時(震災後)の長田は急速にハード面が復興したものの人が来ないまちになってしまっていた。どうすれば、長田のまちににぎわいが戻るのか。みんなで考えるなか、横山光輝氏の名前が挙がったことがきっかけとなって、鉄人28号の巨大モニュメントを建設するプロジェクトが立ち上がった。」とのこと。

 
2012_0211_01岡田氏自身も子どもの頃、「鉄人28号」に夢中になった世代、生まれも育ちも長田という。この注目のプロジェクト、鉄人28号の18メートルモニュメントと新たにはじまった「三国志ミュージアム」が現在、活動の2本柱となっている。三国志は、鉄人28号と並ぶ横山氏の代表作。鉄人28号と並行して三国志のまちづくりが進められ、新長田を「鉄人」と「三国志」に出会える街として、地域とNPOや商店街が協働で様々なイベントを企画。
今後は鉄人28号を見に来るだけでなく、そのほかの長田の魅力にも触れてもらえる回遊型のまちにしていきたいとインタビューの最後に岡田氏は語ったそうです。NPO法人、住民、地域商店街と行政との協働により、訪れる人の回遊性を高め、まちのにぎわいをつくり、神戸の新しい観光スポットして、鉄人28 号や三国志をきっかけに長田を訪れる人がもっともっと増えることに期待しています。

 

 

 

 

最後に、「KOBE鉄人PROJECT」を事例に我々のまちづくり(身近)に活かせるポイントを7項目にまとめられました。
1.個人で取り組むよりもNPO等の団体を活用する
2.最初は一人でスタートしても地域の人の協力を得てゆく
3.地域の人々が意識をもって協力してゆく仕組みづくり
4.資金面も踏まえて多くの人の協力を得る
5.人的資源はまちにいっぱい眠っている
6.まちの資源、情報をみんなで調べよう、まちで探そう
7.工夫してまち資源を活用しよう

 いかがでしょう?皆さんのまち資源は見つかりましたか?
まちづくりに活かすヒントになれば幸いです。
[ワークショップ]
講座の後半はワークショップ。まずはグループワークから。「4つのコーナー」というアクティビティで我がまち紹介を兼ねた自己紹介を行いました。
①お住まい
②どんなまちですか?
・まちの良いところ
・改善したいところ
③こんなまちにしたい
④まちの満足度 10点満点で何点?
といった内容です。
 次に、参加者(以下、Kさん)から提供された話題を例題にホワイトボード・ミーティングを行いました。まずはファシリテーター(以下、F)の質問から。
[F] Kさんが住む「都島区」って、どんなまちですか?
[Kさん]
1.雪印の大阪工場跡地に住んでいる
2.京阪、JR、地下鉄と交通の便が良い
3.京橋に近く、飲みに行くのも便利が良い 満足度が高い理由の一つ
4.大川では公園整備されている
5.大阪城も近く、歩く、散歩するのに良い環境
6.まちの満足度は高いです
7.女子バレーの柳本監督が住んでいる
8.ビーチバレーの開催も考えられている
[F] ビーチバレーの開催というと?
[Kさん]
1.余談でですが、ビーチバレーは中之島公園のバラ園を取り壊して開催とか
2.住民の声をちゃんと反映していない
3.市長は夢を語るのは良いが住民の声がちゃんと反映されているのか疑問
[F]
Kさんが住む「都島区」のこと、もう少し詳しく教えてください。身近なところでもいいですよ。
[Kさん]
1.地域での交流が薄くなってきている
2.天神祭とか、そのときだけ人が集まる、あとは寂しい
3.区民まつりとか開催されているが
[F] 区民まつりというと?
[Kさん]
1.自治会や地域の団体が集う
2.屋台とかある
[F] たくさんの人が集まるのですか?
[Kさん]
1.まつりのときだけは人が集まる
2.その他のときは「シ~ン」って感じ
3.定期的に集まれる機会も必要
[F] どういったところを改善したいですか?
[Kさん]
1.活用できるものを如何に活かしてゆくのか
2.外部にどう発信、PRしてゆけばよいのか
[F] なるほど。もう少し、具体的に教えてください。
[Kさん]
まち資源として、例えば桜ノ宮の砂浜を有効利用を考えています。
[F] 砂浜というと?
[Kさん]
1.大川に砂地を整備したところがある
2.バレーコート2面程度の広さ
3.JRの京橋駅と銀橋の間で便利がよいところ
4.桜がきれい 桜の花は区の花です
5.砂が飛ばないように囲いがある
6.使い時には使用許可の申請が必要
[F]
ありがとうございます。全員で一緒に、どうすればよいのかを話し合いましょう。活用のアイデア、何かないですか?何でもいいですよ。
[参加者全体から]
1.ビーチバレー大会でビキニの女性を集める
2.子どもたちが参加して砂のモニュメントを造る
3.夏場の水遊び場 水質改善が必要だが
4.子どもたちのかけっこ大会
5.砂場で宝探し大会 貝殻とか集める
その他に
6.大阪城のエレベーターがマッチしていない 木で櫓風にするとか改善できないか
最後に、住むまちの満足度について、感じ方の違いについても意見交換しました。
[参加者の声]
1.京橋の位置づけをどう考えるか
2.住むまちの満足度は人それぞれのイメージが違う
3.異なる満足度の解釈をどう見ればよいのか考える必要がある
4.自分が住んでいる周辺は良いが、区全体を見れば違って見えてくるかもしれない
5.最終的に住まいは自分の満足度で決めているからそれで良いのではないか(住んでるマンションは高い)
こんな内容の2時間講座でした。