[2012年度] 3月23日 平成24年度 第11回まちづくり講座

~「よさこいソーラン」をツールにした「まちづくり・ひとづくり」~

今年度最後のまちづくり講座は、井添義英氏によるミニ・セミナーとして、「よさこいソーランをツールにしたまちづくり・ひとづくり」の活動紹介がありました。
【講演概要】
始めに、平成16年からの大阪市の施策に「未来わがまち会議」を市内24区に設置すると云う施策が在りまして、城東区でも各連合町会などから40名弱の委員が集められ、未来わがまちビジョンの策定を始めました。 程なく平成18年に、10年ビジョンとして「城東区未来わがまちビジョン」が策定され、そのビジョン内容の実行に移りますが、委員各自の意識レベルがなかなか揃わず、リアリティを持ってビジョン策定に加わった委員から、地縁組織の縦系列の繋がりから義理で参加した者まで、バラバラで無駄な時間を秋頃まで過ごす事に成りました。
その頃、区役所担当者から青少年健全育成をテーマに何か立ち上げてくれないかとの呼びかけが有り、その当時は、全国的な「よさこいソーラン」の最盛期で、各地で踊りの大会が開催され世代間交流を体現した踊りのチームが立ち上がり、活動を始めていました。それで有れば、いっそのこと城東区全16小学校区すべてによさこいソーランのチームを立ち上げ、青少年育成事業の核に置き、世代間交流、まちづくりの切っ掛けに成ればと、私が発案、企画提案を行い城東区のわがまち会議「城東区ゆめ~まち~未来会議・青少年部会」のメインテーマとして実行する事に成りました。
それとは別に、この事業にはもう一つのテーマを含ませて在りまして、PTAの役員など以前は複数の子供が居てその第2子か、第3子の高学年時40歳後半で就任する事が多く、そのまま地域役員に横滑るのが普通でしたが、最近の少子化で30歳前後でPTA役員をされる事が多く、そのまま地域に横滑る事はまずなく、地域とのギャップ10年間強を若いお母さんやお父さんが、この事業に係わる事で何とか繋ぐ事が出来ないかという事でした。
現在、大阪市では橋下改革真っ最中、新しい街の担い手不足に直面、深刻な事態に成りつつありますが、私は以前から地縁組織に頼った大阪市の地域行政はいずれ破綻するとの確信が在りまして、なぜなら私たちの親世代では、地縁団体の役員に成り地域のお世話をする事は、自営業者たる自分たちの生活圏を護る事になり、ある程度地域住民からのリスペクトも受け、居心地の良い物だった様です。
しかし現在では、地縁団体の担い手だった商店主や町工場主は存在しません。 おじいちゃんが町会長、主人が防犯委員、奥さんが女性部、息子は青少年指導員、その嫁はPTAと云う様な世界は最早どこにも存在しません。生活圏を地域以外に有するサラリーマン層には、地域社会を荷う何のインセンティブも無く、彼らに取れば地域とのかかわりは煩わしい物に成って居る様です。その人たちを地域に繋がなければと云うのが、この事業に隠された本当のテーマでした。