[2014年度] 9月2日 いちょうカレッジ入門科

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~まちづくり地域活動デビュー講座~

 いちょうカレッジ入門科講座「まちづくり地域活動デビュー講座」の企画、運営、当日の進行までを担当しました。大阪市立総合生涯学習センターからの依頼によるもので、講座はまちづくりや地域活動を考える2時間のワークショップ。テーマは、「いざ、地域デビュー~一緒に考えよう!わくわくまちづくり」。連続講座のキックオフ、参加者の地域デビューのきっかけ・仲間づくりを応援することが目的です。受講者の方々がわきあいあいとした雰囲気のなかで仲間づくりをし、連続講座を最後まで楽しく受講していただき、地域活動への参加を後押しするような講座を目指し、企画しました。
目標(ゴール)
①良好なコミュニケーションと学び合いの関係を育む
②まちづくり地域活動をはじめるヒントを見つける
導入ワーク
ペアで取組むコミュニケーショントレーニングを行いました。
まちづくり地域活動の紹介
①経験者へのインタビュー 「地域活動をはじめるコツ」
杢理事、奥田理事に経験談を語っていただき、応援メッセージをいただきました。
②仲間づくり
共通テーマを持つ仲間で4~5人のグループを作りました。食、人、福祉、緑化活動など、様々なテーマ。
グループワーク
グループワークでは、皆さんの好きなことや関心のあることを自由に熱く語り合い、とても盛り上がりました。最後に、皆さんのチャレンジ目標をグループ発表。熱意や思い、とても素敵でした。
  事例紹介では、塗田代表理事からのインタビューに杢理事、奥田理事が経験談を語る場面を企画。なかなかの好評でした。以下、その内容をご紹介します。
塗田氏 簡単な自己紹介をお願いします。
奥田氏 阿倍野区でフリーのデザイナーをしています奥田です。阿倍野区内の長屋の調査・保存・活用の活動をやっています。活用活動の一環として現在、長屋でパソコン教室を行っています。
杢 氏 主に兵庫県にて、福祉サービスや地域密着型サービスの第三者評価、社会的養護関係施設の第三者評価、介護サービス情報公表アセスメント調査などを行っており、独立型社会福祉士事務所としてのシンクタンク機能を目指している。福祉分野では、権利擁護事業や相談援助事業、新規事業立上げの支援など。
塗田氏 「まちづくり、地域活動へのデビュー」というと、どんな感じでしょうか?
奥田氏 自分の住んでいる「まち」をどのようにしたら住みやすくなるか(難しく考えず、たとえばゴミのない、緑の多いまちにするにはとか)考えてみる。
杢 氏 一番入りやすいのが、子どもを中心に活動している団体に参加し、そのうちに共通の趣味などを持つ大人が自主的なサークルを立ち上げるというイメージですかね。地域の大人が集まりやすい環境を提供するには、学校や多目的ホール、学習室などが使い易いです。共通のテーマとしては、環境やスポーツなどから始めるとサークルも作りやすいですね。自分の特技があれば、それを生かすことも大事です。
塗田氏 まちづくり、地域活動をはじめるきっかけは何でしたか?
奥田氏 40歳代になって大学で建築を学び直し、卒業制作のために地元も含めてネタ探しで「まち歩き」を始めたこと。大阪市まちづくり担い手講座に参加し、実際に「まちづくり」に関わっている人の話を聞いたこと。 地元のバーで飲んでいたときに、知り合いで地元の「まちづくり」に関わっている人に再会したこと。
杢 氏 もともとが建築の設計を仕事としており、海外における再開発や都市計画を学ぶうちに、自然とまちづくり活動に参加していました。地域での活動は、娘たちが小学校の時に子供会に参加しており、練習のお手伝いなどをしているうちに、子ども会の役員を引き受けることになりました。自分が小さい時に、近くの大人の人達にお世話になっていた事が動機の一つになっていると思います。
塗田氏 活動をはじめるとき、悩みごとや困りごとはありましたか?
奥田氏 仕事との兼ね合い。デザインの仕事をしているので、広告物制作や企画立案など仕事と重なる部分が多く、無給でするときのジレンマ。
杢 氏 既存のグループでは、色々な意見を持っている人がいますが、個人的に付き合うよりも集団をまとめていく 方向で取り組むことが大切だと思いました。一方的に進めると、少数意見の人たちは自然と遠のいてしまい、何となくぎこちない組織になってしまいます。相手の意見をきちんと聞き、受け止めることが重要です。 特に女性は気の合った仲間でグループを作りやすいので、全体のバランスを取るのが大変ですね。
塗田氏 活動をはじめるコツを一言。
奥田氏 どのようなことでもいいので、地元行事(清掃、廃品回収、ラジオ体操など)に参加してみること。 まずは、地元地域を歩いて新たな発見をしてみること。地元で飲んでみること。無理をせず、楽しくやりましょう。
塗田氏 他に何かアドバイスありますか?
杢 氏 会社人間から抜け出すことも必要です。定年後の自分の居場所を、今から探しておきましょう。視野が広がることで、会社にも間接的に貢献出来ます。地域との交流が、自分自身を見直す良いきっかけになります。福祉や介護の世界では、地域のネットワークを構築することが大きな要素にもなっています。国が求めている相互扶助とは、人的なネットワークに他なりません。でも、このような活動をする場合、特定の宗教や政治活動の話は馴染みません。(基本的には、持ち込まないのがルールです)多くの人とコミュニケーションをすることで、あなたの世界も広がっていきます。
塗田氏 ありがとうございました。
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