21 町たたみ [まち・みらい倶楽部2015年夏号]

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畳屋さんのお話ではありません。駅近くの便利なエリアに集合居住をして、いままでのような団塊世代向けニュータウン構想で、郊外広域にたくさんの一戸建てやら、エレベータのない公共の五階建てマンション居住を再考して、『郊外をたたんでゆく』と言う未来像を推し進める時代。
過去にあった『まちづくり概念』から意味は多様化して、一時間にわずか一本とか数本のバスのみが高齢者たちを乗せて走ることの是非が問われています。地方は過疎化拡大。大都市近郊の大規模ニュータウンも、自治会に参加する住民が減り続け、役員は高齢化が加速、近隣センターは閉店していく。
ややもすれば『なんとか再生、かんとか再生会議』論に託するも良いけれど、ますます増え続ける商店の閉店やシャッター通りの街並みを目前にするとき、大都市繁華街で海外からの爆買い旅行者頼りだけでは、日本が誇る文化や伝統を生かす健全な民主主義社会を語れないのではないでしょうか。
繰り返しましょう。人と人を紡ぐ地道な努力なしに未来像が描けないからこそ私たちの、まちづくりが日本を支え改善すると信じて、草の根運動を展開していくことになります。成熟した資本主義社会の未来は明るいと信じるゆえに、子孫に幸せを引き継ことが私たちの役割。

 

代表理事 塗田敏夫